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Xperia Ace IIIは旧機種とどう違う?一世代前のXperia Ace IIとXperia 10 IIIと比較してみた

目次

比較概要

2021年10月に発売されたXperia Ace IIIは、コンパクトながら高性能なスマートフォンです。しかし、その前身であるXperia Ace IIXperia 10 IIIと比べて、どのような違いがあるのでしょうか?

この記事では、Xperia Ace IIIと一世代前のXperia Ace IIXperia 10 IIIの3機種を、デザイン、性能、カメラ、バッテリー、価格などの観点から比較してみます。それぞれの機種のメリットとデメリットも分かりやすくまとめています。

Xperia Ace IIIは旧機種とどう違うのか?気になる方はぜひ続きを読んでみてください。

比較表

機種名 Xperia Ace III Xperia Ace II Xperia 10 III
発売日 2021年10月 2020年6月 2021年6月
ディスプレイサイズ 約5.5インチ 約5インチ 約6インチ
ディスプレイ解像度 HD+ HD+ FHD+
CPU Snapdragon 480 5G Snapdragon 665 Snapdragon 690 5G
RAM/ROM 4GB/64GB 4GB/64GB 6GB/64GB
バッテリー容量 4500mAh 4500mAh 4500mAh
カメラ(メイン) 約1300万画素/F値1.8 約1300万画素/F値2.0 約1200万画素/F値1.8
カメラ(フロント) 約500万画素/F値2.2 約800万画素/F値2.0 約800万画素/F値2.0
5G対応 ×

比較詳細

Xperia Ace IIIは、2022年6月に発売されたソニーのエントリー5Gモデルです。価格は税込みで約3万円台とお手頃ながら、高い耐久性や持ちやすさ、5G対応などの魅力を備えています。ここでは、Xperia Ace IIIの特徴やメリットを、前モデルのXperia Ace IIや同じ価格帯のXperia 10 IIIと比較しながら紹介していきます。

まず、Xperia Ace IIIの最大の特徴は、そのコンパクトなサイズ感です。本体サイズは約140×69×8.9mmで、重量は約162gと、2022年に発売されるAndroidスマートフォンとしてはかなり小さく軽いです。片手で操作しやすく、ポケットにもすっぽり入るので、持ち運びにも便利です。ディスプレイサイズは約5.5インチで、画面の発色や色味も問題なく、十分綺麗に見えます。

次に、Xperia Ace IIIの耐久性についてです。本機はIP68等級の防水防塵性能を持ち、水やホコリに強いだけでなく、ディスプレイの保護ガラスには「Corning Gorilla Glass Victus」を採用しています。これは、高さ2mからの落下に耐える耐衝撃性能と、コインや鍵といった金属によるキズへの耐久性が高められた最新の強化ガラスです。エントリーモデルでの採用例はまれで、高価なハイエンドモデルでも使われている素材です。Xperia Ace IIIは、落としても割れにくく、傷つきにくいタフな設計で、日常使いに安心感を与えます。

さらに、Xperia Ace IIIは5G対応のスマートフォンです。CPUには「Snapdragon 480 5G」を搭載し、高速で安定した通信が可能です。また、メモリは4GB、ストレージは64GBで、最大1TBまで対応するmicroSDカードスロットも備えています。OSはAndroid 12で、最新の機能やセキュリティが利用できます。ベンチマークテストでは、前モデルのXperia Ace IIと比較して約3倍のスコアを記録しました。処理性能やグラフィック性能も大幅に向上し、さまざまな用途で楽しめます。

また、Xperia Ace IIIのカメラ性能についても見ていきましょう。本機は背面に約1300万画素のシングルカメラを搭載しています。前モデルのXperia Ace IIと比較して、レンズの明るさがF2.0からF1.8に向上し、暗い場所でも明るく撮影できるようになりました。また、オートHDRやプレミアムおまかせオートなどの機能も備えており、簡単に美しい写真が撮れます。

ただし、Xperia Ace IIIは望遠や広角などの別レンズを持たないため、ズームや広角撮影はデジタル処理に頼ることになります。そのため、画質の劣化や歪みが発生する可能性があります。また、夜景モードやポートレートモードなどの特殊な撮影モードもありません。カメラ性能にこだわる方は、Xperia 10 IIIなどのトリプルカメラ搭載モデルを検討すると良いでしょう。

最後に、Xperia Ace IIIの音質についてです。本機はイヤホンジャックを備えており、有線ヘッドホンでの音楽再生が可能です。また、ハイレゾ音源にも対応しており、高音質で音楽を楽しめます。ワイヤレスでも、LDACコーデックによりハイレゾ相当の音質で再生できます。スピーカーはモノラルですが、音量や音質も悪くありません。防水性能もあるので、水回りでも音楽や動画を楽しめます。

以上が、Xperia Ace IIIの特徴やメリットを比較しながら紹介した内容です。Xperia Ace IIIは、コンパクトで持ちやすく、耐久性やバッテリー持ちも優れたエントリー5Gモデルです。カメラやディスプレイは高性能とは言えませんが、日常使いには十分なレベルです。5G対応のスマートフォンを手軽に使いたい方におすすめの一台です。

メリットとデメリット

Xperia Ace IIIは、コンパクトで持ちやすく、耐久性やバッテリー持ちも優れたエントリー5Gモデルです。しかし、カメラやディスプレイなどの性能は高くありません。ここでは、Xperia Ace IIIのメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

  • 片手で操作しやすいコンパクトなサイズ感
  • 落としても割れにくく、傷つきにくい高耐久ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」を採用
  • 水やホコリに強いIP68等級の防水防塵性能
  • 長時間使える4500mAhの大容量バッテリー
  • 充電時のバッテリーへの負荷を軽減する「いたわり充電」と「充電最適化技術」
  • 高速で安定した通信が可能な5G対応
  • 最新の機能やセキュリティが利用できるAndroid 12
  • 有線ヘッドホンでの音楽再生が可能なイヤホンジャック
  • ハイレゾ音源にも対応した高音質なオーディオ性能
  • さまざまな電子決済サービスに対応したおサイフケータイ
  • 本体側面の電源ボタンに指紋認証センサーを搭載
  • 初心者でも使いやすい「かんたんホーム」

デメリット

  • 画面の明るさが低く、屋外で見にくい
  • 画面の解像度がHD+で、細かい文字や画像が粗く見える
  • リフレッシュレートが60Hzで、スクロール時のなめらかさが低い
  • 背面カメラがシングルで、ズームや広角撮影ができない
  • 夜景モードやポートレートモードなどの特殊な撮影モードがない
  • スピーカーがモノラルで、音量や音質が低い
  • 顔認証やワイヤレス充電などの機能がない

まとめ

Xperia Ace IIIは、コンパクトで持ちやすく、耐久性やバッテリー持ちも優れたエントリー5Gモデルです。カメラやディスプレイなどの性能は高くありませんが、日常使いには十分なレベルです。5G対応のスマートフォンを手軽に使いたい方におすすめの一台です。

一方、Xperia Ace IIは、Xperia Ace IIIの前モデルで、4G対応のエントリーモデルです。コンパクトさや耐久性はXperia Ace IIIと同じですが、バッテリーやカメラ、ディスプレイなどの性能は劣ります。価格は税込みで約2万円台と安いですが、5Gに対応していないので、将来的に通信速度やサービスに制限がかかる可能性があります。予算が限られている方や、スマートフォンをあまり使わない方に向いています。

もう一つ、Xperia 10 IIIは、Xperia Ace IIIよりも高性能なミドルレンジ5Gモデルです。ディスプレイサイズは約6インチで、解像度もフルHD+です。カメラはトリプルで、ズームや広角撮影ができます。バッテリーも4500mAhと長持ちします。価格は税込みで約4万円台と、Xperia Ace IIIよりも高いですが、性能や機能も充実しています。カメラやディスプレイにこだわる方や、多機能なスマートフォンを求める方におすすめです。

以上の3つのモデルを比較してみましたが、どれがベストチョイスかは、あなたのニーズによって異なるでしょう。しかし、私の個人的な意見としては、Xperia Ace IIIが最もバランスの良いモデルだと思います。コンパクトさや耐久性はXperia Ace IIと同じで、カメラやディスプレイはXperia 10 IIIに劣りますが、価格と性能の比率が高いです。5G対応もしているので、今後も安心して使えます。日常使いには十分なレベルで、コスパの高いスマートフォンです。コンパクトで持ちやすく、長く使えるエントリー5Gモデルを探している方には、Xperia Ace IIIがおすすめです。