目次
比較概要
AQUOS wishは、シャープが2022年2月に発売した5G対応のスマートフォンです。シンプルで飾らないデザインと使いやすさをコンセプトにしており、約5.7インチのHD+液晶や約1300万画素のカメラ、3730mAhのバッテリーなどを搭載しています。価格は、SIMフリー版で約3万1000円 、キャリア版で約2万6000円から3万3000円 と、手頃な価格帯になっています。
この記事では、AQUOS wishと同じシャープ製の一世代前のスマートフォンであるAQUOS sense5GとAQUOS sense4 basicと比較してみます。比較する旧機種の選考基準は、AQUOS wishと同じく5G対応であることと、価格帯が近いことです。AQUOS sense5Gは、2021年2月に発売された5G対応のミドルレンジスマートフォンで、約5.8インチのIGZO液晶や約1200万画素のカメラ、4570mAhのバッテリーなどを搭載しています。価格は、SIMフリー版で約3万5000円、キャリア版で約3万8000円です。AQUOS sense4 basicは、2020年11月に発売された4G対応のエントリースマートフォンで、約5.5インチのIGZO液晶や約1200万画素のカメラ、4000mAhのバッテリーなどを搭載しています。価格は、SIMフリー版で約2万5000円、キャリア版で約2万8000円です。
それでは、AQUOS wishと旧機種の違いを詳しく見ていきましょう。次の比較表では、各機種のスペックや機能を一覧で比較します。
比較表
項目 | AQUOS wish | AQUOS sense5G | AQUOS sense4 basic |
---|---|---|---|
発売日 | 2022年2月18日 | 2021年2月5日 | 2020年11月27日 |
価格(SIMフリー版) | 約3万1000円 | 約3万5000円 | 約2万5000円 |
価格(キャリア版) | 約2万6000円~3万3000円 | 約3万8000円 | 約2万8000円 |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約147mm×約71mm×約8.9mm | 約148mm×約71mm×約8.9mm | 約147mm×約70mm×約8.9mm |
重量 | 約162g | 約176g | 約167g |
ディスプレイ | 約5.7インチ HD+(720×1520) リッチカラーテクノロジーモバイル アウトドアビュー リラックスビュー 画質モード |
約5.8インチ FHD+(1080×2280) IGZO液晶 アウトドアビュー リラックスビュー 画質モード |
約5.5インチ HD+(720×1440) IGZO液晶 アウトドアビュー リラックスビュー 画質モード |
項目 | AQUOS wish | AQUOS sense5G | AQUOS sense4 basic |
---|---|---|---|
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 480 5G 2.0GHz×2+1.8GHz×6 オクタコア |
Qualcomm® Snapdragon™ 690 5G 2.0GHz×2+1.7GHz×6 オクタコア |
Qualcomm® Snapdragon™ 460 1.8GHz×4+1.6GHz×4 オクタコア |
内蔵メモリ | ROM 64GB UFS 2.1 RAM 4GB LPDDR4X |
ROM 64GB UFS 2.1 RAM 4GB LPDDR4X |
ROM 64GB eMMC RAM 4GB LPDDR4X |
外部メモリ | microSD/SDHC/SDXCカード(最大1TB) | microSD/SDHC/SDXCカード(最大1TB) | microSD/SDHC/SDXCカード(最大512GB) |
バッテリー容量 | 3,730mAh | 4,570mAh | 4,000mAh |
充電時間 | 約130分(SB-AC22-TCPD使用時) | 約120分(Type-C共通アダプタ02 別売使用時) | 約140分(Type-C共通アダプタ02 別売使用時) |
対応急速充電規格 | USB Power delivery Revision3.0 | USB Power delivery Revision3.0 | USB Power delivery Revision3.0 |
連続通話時間 | 約2,340分 | 約2,400分 | 約2,100分 |
連続待受時間 | 約580時間 | 約630時間 | 約590時間 |
AQUOS wishの魅力とは?
AQUOS wishは、シンプルで飾らないスマホをコンセプトにした、シャープの新しい5Gスマートフォンです。低価格ながら、おサイフケータイやIP67防水防塵、MIL規格準拠の耐衝撃性能など、高い機能性を備えています。また、シンプルなデザインとコンパクトなサイズで、持ちやすさや操作性も抜群です。今回は、AQUOS wishの魅力を、他のAQUOSシリーズと比較しながら詳しくご紹介していきます。
AQUOS wishとAQUOS sense5Gの比較
AQUOS wishとAQUOS sense5Gは、ともに5G対応のミドルスペックモデルです。しかし、価格や機能には違いがあります。AQUOS wishは26,180円(税込)で購入できるのに対し、AQUOS sense5Gは41,980円(税込)と約1.6倍の差があります。その分、AQUOS sense5Gは有機ELディスプレイや高性能カメラなど、より高級感のある仕様になっています。一方、AQUOS wishは液晶ディスプレイやシングルカメラなど、シンプルで必要十分な機能に絞っています。そのため、コスパ重視の方にはAQUOS wishがおすすめです。
AQUOS wishとAQUOS sense4 basicの比較
AQUOS wishとAQUOS sense4 basicは、ともにエントリーモデルとして位置づけられています。しかし、AQUOS wishは5G対応であるのに対し、AQUOS sense4 basicは4G対応です。そのため、将来的に5Gのサービスを利用したい方にはAQUOS wishがおすすめです。また、AQUOS wishはSnapdragon 480 5GというCPUを搭載しており、AQUOS sense4 basicのSnapdragon 460よりも高い処理性能を持っています。そのため、ゲームや動画などの重いアプリを快適に動かしたい方にもAQUOS wishがおすすめです。
AQUOS wishとAQUOS R6の比較
AQUOS wishとAQUOS R6は、ともに5G対応のシャープ製スマートフォンです。しかし、AQUOS wishはエントリーモデルであるのに対し、AQUOS R6はハイエンドモデルです。そのため、価格や性能には大きな差があります。AQUOS wishは26,180円(税込)で購入できるのに対し、AQUOS R6は109,780円(税込)と約4倍の差があります。その分、AQUOS R6は有機ELディスプレイや高性能カメラなど、最先端の技術を搭載しています。一方、AQUOS wishは液晶ディスプレイやシングルカメラなど、シンプルで必要十分な機能に絞っています。そのため、予算や用途に応じて選ぶことができます。
AQUOS wishのバッテリー持ちについて
AQUOS wishのバッテリー容量は3730mAhです。これは他のAQUOSシリーズと比べても平均的な値です。しかし、AQUOS wishは液晶ディスプレイやシングルカメラなど、省電力な機能を採用しているため、バッテリー持ちには優れています。実際に、YouTubeを流し続けたテストでは、約10時間の連続再生が可能でした。また、充電時間も約2時間でフル充電できるため、忙しい方にも便利です。AQUOS wishは、バッテリーの消耗品であることを考慮して、内蔵電池の交換サービスも提供しています(有償)。そのため、長く使っても安心です。
AQUOS wishのメリットとデメリット
AQUOS wishは、シンプルで必要十分な機能を備えたエントリーモデルのスマートフォンです。しかし、その一方で、他のモデルと比べて劣る点もあります。ここでは、AQUOS wishのメリットとデメリットをそれぞれ3つずつ紹介します。
メリット
- 5G対応で低価格
AQUOS wishは、5G通信に対応したスマートフォンです。5G通信は、高速・大容量・低遅延などの特徴を持ち、動画やゲームなどのコンテンツを快適に楽しめます。また、5G通信は、将来的にはさまざまなサービスやビジネスにも活用されると予想されています。AQUOS wishは、そんな5G通信を低価格で利用できるスマートフォンとして魅力的です。実際に、AQUOS wishは26,180円(税込)で購入できるのに対し、他の5G対応モデルは10万円以上するものが多いです。 - 防水・防塵・耐衝撃に優れる
AQUOS wishは、防水・防塵・耐衝撃に優れたスマートフォンです。防水・防塵性能はIP67規格を満たし、水深1メートルで30分間の浸水に耐えられます。また、耐衝撃性能はMIL規格を満たし、さまざまな環境下での落下や振動にも耐えられます。これらの性能は、日常的にスマートフォンを使う際に安心感を与えてくれます。また、アウトドアやスポーツなどのシーンでも活躍するでしょう。 - おサイフケータイやGoogleアシスタントキーなどの便利な機能が搭載
AQUOS wishは、おサイフケータイやGoogleアシスタントキーなどの便利な機能が搭載されています。おサイフケータイは、スマートフォンをかざすだけで電子マネーやクレジットカードなどの決済ができる機能です。また、Googleアシスタントキーは、側面にあるボタンを押すだけでGoogleアシスタントを起動できる機能です。Googleアシスタントは、音声で操作できる人工知能で、さまざまな質問や依頼に答えてくれます。これらの機能は、スマートフォンの利便性を高めてくれます。
デメリット
- 画面やカメラの性能が低い
AQUOS wishは、画面やカメラの性能が低いというデメリットがあります。画面は、液晶ディスプレイで解像度は1520×720(HD+)です。これは、有機ELディスプレイや高解像度の画面に比べて、発色や鮮明さが劣ります。また、カメラは、背面に1300万画素、前面に800万画素のシングルカメラを搭載しています。これは、他のモデルに比べて、画素数や機能が少なく、写真の品質が低いです。画面やカメラにこだわる方には、AQUOS wishは物足りないかもしれません。 - バッテリー容量が少ない
AQUOS wishは、バッテリー容量が少ないというデメリットがあります。バッテリー容量は3730mAhです。これは、他のAQUOSシリーズと比べても平均的な値です。しかし、AQUOS wishは5G通信に対応しているため、通信時の消費電力が多くなります。そのため、バッテリー持ちには不安が残ります。実際に、YouTubeを流し続けたテストでは、約10時間の連続再生が可能でした。これは、一日中使う場合には不十分かもしれません。 - ソフトバンクでは一般向けに発売されない
AQUOS wishは、ソフトバンクでは一般向けに発売されないというデメリットがあります。auではAQUOS wishの「SHG06」が一般向けに購入できますが、ソフトバンクでは法人向けの販売のみとなります。そのため、ソフトバンクユーザーの方は、AQUOS wishを購入することができません。また、他のキャリアやMVNOに乗り換える場合にも、MNP手数料や解約金などの費用がかかる可能性があります。この点は、AQUOS wishを検討する際に注意が必要です。
AQUOS wishは誰におすすめ?
AQUOS wishは、シンプルで飾らないスマホが欲しい方におすすめです。5G対応で低価格、防水・防塵・耐衝撃に優れる、おサイフケータイやGoogleアシスタントキーなどの便利な機能が搭載されています。これらのメリットは、日常的にスマホを使う際に安心感や利便性を高めてくれます。
一方で、AQUOS wishは、画面やカメラの性能が低い、バッテリー容量が少ない、ソフトバンクでは一般向けに発売されないというデメリットもあります。これらのデメリットは、画面やカメラにこだわる方や一日中使う方やソフトバンクユーザーの方にとっては不満に感じるかもしれません。
したがって、AQUOS wishは、シンプルな機能で十分満足できる方や初めてスマホを使う方やauや楽天モバイルなどのキャリアを利用する方におすすめです。特に、5G通信を低価格で利用したい方には、AQUOS wishはベストチョイスといえるでしょう。